【熱く語る】原大樹さんのマジックへの取り組み姿勢とマインドセットが凄すぎる話

みなさんは、原大樹さんをご存知でしょうか?

原大樹さんは、マジックの世界ジュニア大会で日本人初のグランプリに輝いた後、世界的に活躍されているエンターテイナーです。

原さんのマジックへの取り組み姿勢やマインドセットが、我々ビジネスパーソンにとっても学ぶことがとても多かったので、今日は原さんにフォーカスした記事にしました。

この記事では、そんな原大樹さんの実際のマジック・イリュージョンショーを見つつ、それがどんな経緯で生み出すことができたのかについて、順番に考察していきたいと思います。

原大樹さんのマジック・イリュージョン動画:アメリカズゴッドタレント(AGT)

百聞は一見に如かずということで、まずは形容しがたい、この圧倒的な芸術・美術・イリュージョン・ショーをご覧ください。私は、『なんなんだ、この美しさと不思議さは!?』と度肝を抜かれました。

引用:Americas Got Talent(アメリカズゴッドタレント)

こんな素晴らしいパフォーマンスをされる方が同じ日本人として世界で活躍していると思うと、とても嬉しく思います。しかも、原さんは年齢がお若いです。(私よりも数個年下)。

後ほど紹介しますが、原さんのインタビュー記事を読むと、考え抜かれた自分のアイデンティティーと、強靭なメンタリティーを持った方だとわかります。

原さんのショーについて、もっと知りたいという方は、ぜひ原さんのホームページにも行ってみてください。(原大樹さんのホームページ

原大樹さんの輝かしい実績:マジックの世界ジュニア大会で優勝

2009年、原さんはマジックの本場・ラスベガスで開催された世界ジュニア大会「World Magic Seminar Teens Contest」で日本人初のグランプリを獲得しました。ちょうど高校の卒業式と大会が被っていたという話ですので、年齢は18か19歳の頃だと思います。

このマジックの世界大会は、若手マジシャンの登竜門的な存在で、ここで優勝できれば、将来を約束されるぐらいの価値のある大会です。

当然ながら、参加する若手マジシャンたちは、ライバルたちには負けまいと内なる闘志を燃やし、死に物狂いで優勝を狙いに来ます。

だからこそ、彼らにのしかかる精神的なプレッシャーはものすごく重たく、そのプレッシャーから普段では考えられないような凡ミスをしてしまい、実力を出し切れないマジシャンもいたようです。

ところが、原さんは、そんな緊張を強いられる大会の本番で、練習通りの100%の力を発揮して、他のライバルたちとは圧倒的な力の差を見せて優勝しました。

いったい、なぜ、原さんは、大一番の大会で緊張せずに、100%の力を発揮できたのでしょうか?

原大樹さんは学校の図書館でメンタルコントロールを学んだという凄い話

メンタルコントロールは、アスリートに限らず、我々ビジネスパーソンにとっても非常に重要なスキルです。

特に、大勢の前でのスピーチや、重要な意思決定の場面でのプレゼン/Q&A対応など、平常心を保って普段通りの100%の力を出し切れるかどうかは、ビジネスの成功を左右する大きな要素です。

原大樹さんは、2009年のマジックの世界ジュニア大会で優勝するために、このメンタルコントロールを学校の図書館から学び、独自に研究をしたそうです。

高校生の時にスポーツ心理学の本、例えばイチロー選手は極限状態の時にどうやってベストパフォーマンスをするのか、というような事が書いてある本を図書館で借りて読んで、「ゾーン」という、緊張もしていないし、でもだらっともしていない“無”の境地にいかに入っていけるかということを研究しました。

(引用元:Yahooニュース|【インタビュー】世界が彼を欲している。観た人全てを熱狂させる孤高のイリュージョニスト・原大樹とは?

そして、その研究の結果から、イメージトレーニングが大事だとわかり、大会の数ヶ月前からイメージトレーニングを始めていたそうです。

それにはイメージトレーニングが大切ということがわかって、あの大会の時も、他の人は当然勝ちたい、ライバル達を蹴落として自分が優勝するんだ、そんな気持ちで臨んでいたわけなんですが、私の場合は、「前年にグランプリを受賞して今回はスペシャルゲストとして呼ばれたきた」、というイメージトレーニングをずっとしていました(笑)。

(引用元:Yahooニュース|【インタビュー】世界が彼を欲している。観た人全てを熱狂させる孤高のイリュージョニスト・原大樹とは?

この原さんのコメントを読むだけで、その圧倒的なセンスに、私は鳥肌がたちました。

私もスポーツをずっとやって来たので分かりますが、本当に大事な局面になればなるほど、自分の勝ちたい気持ちや周りからの期待、そして勝てなかった時にどうなるか、など色々な思いが自分の中を駆け巡り、平常心ではいられなくなります。

それが良い方向に働くこともありますが、一歩間違うと、マイナスの方向に働き、練習ではしないようなミスをしてしまい、負けてしまう、という場面を何度も体験しました。

本当に大事な局面でもっとも大事なのは、メンタルコントロールだと私は思うのですが、原さんはそれを高校卒業の時点ですでに会得していて、本番で100%の力を発揮できているのですから、もう圧巻です。

【考察】なぜ、原大樹さんは『スペシャルゲスト』というイメトレを選んだのか?

インタビューではサラッと書かれていましたが、なぜ、原さんが「スペシャルゲストとして呼ばれてきた」というイメージトレーニングを選んだのでしょうか?

実はこの点に、我々ビジネスパーソンへのヒントが隠れているように思います。

私なりに、原さんが考えたであろうプロセスを考察しました。

  • イチロー選手が極限状態の時にベストパフォーマンスができるのは『ゾーン』に入っているため。
  • 『ゾーン』とは、緊張もしていないし、でもだらっともしていない“無”の境地。
  • 原さんは物心ついた頃から人前で歌ったり踊ったりすることで、人を喜ばせるのが好きだった。
  • 『人を喜ばせる』ための舞台ならば、楽しんで、平常心でできる。つまり、『ゾーン』に入れる。
  • 一方で、今回のマジック世界ジュニア大会は、参加者同士の戦いであり、審査員に「マジックの技術やショー」を審査される大会。
  • このままでは、大会で『ゾーン』に入るのは難しい。『ゾーン』に入りやすい、観客を楽しませるショーという目的にできないものか・・・。
  • それならば、スペシャルゲストとして呼ばれてきたというシチュエーションにして、自分を騙してしまえばいいのではないか。

そして、原さんは、スペシャルゲストとして呼ばれたというイメージトレーニングを数ヶ月も続け、実際に本番でも『ゾーン』の境地に入り、いつも通りの観客を楽しませるショーを披露し、審査員を楽しませて優勝した。こんな話なのだと想像しています。

他の若手マジシャンが大事な局面で凡ミスをしてしまった原因は、マジックショーの場面で『自分の技術を審査されている』と感じてしまったことだと、私は考えています。

ビジネスパーソンのみなさんなら分かると思いますが、以下のどちらがやりやすいですか?

  1. 自分のプレゼンテーションが、重役達に審査される場面
  2. 自分のプレゼンテーションを、聴衆に楽しんでもらう場面

もう言わずもがなですよね。2の方だと思います。

失敗してしまった他のマジシャンは、『自分の技術を審査してもらう』という大会の目的をそのまま受け入れてしまったので、メンタルコントロールに苦戦したのだと思います。

大事なのは、自分自身がベストなパフォーマンスを発揮できる状態に持っていくことです。

面白いもので、『自分のパフォーマンスを楽しんでもらう』という目的になった瞬間、先ほどの “技術の成功・失敗” というプレッシャーから解放されて、『どうやったらお客さんを楽しませるか?』という技術以外の部分に思考が行くので、ゾーンに入りやすくなるのだと思います。

我々も、仕事のプレゼンテーションのときは、自分のプレゼンが上手く行くかどうかを気にするのではなく、相手の悩みを本気で解決しようと思ったり、自分の考えるベストな提案を心から伝えようと思えば、練習通り、いやそれ以上の力を発揮できるのではないでしょうか?

そして、それこそが『ゾーン』に入るコツなのだと思います。

成功者の共通点:物事をポジティブに捉えていくマインドセット

成功した人の共通点として、ポジティブ思考というマインドセットがあります。

そして、原さんもまさにそのマインドで、ここまで努力を続けて来られたことが分かるインタビュー記事です。

不思議なことに、自分にとってショックな出来事があっても、しばらくするとそれがいい方向に向かっていくということが多くて、嫌なことがあっても、それが全部よくなるためのきっかけになっています(中略)

今となってはその嫌味を言ってくれた審査委員の人たちが、人生最大の恩人ですね(笑)。その時チヤホヤされていたら、日本の中で日本のコンテストで評価される演技を目指していたと思いますので…。僕の人生は、そのポイントポイントで方向を変えてくれる人が目の前に現れてくれ、ついているんだと思います。

(引用元:Yahooニュース|【インタビュー】世界が彼を欲している。観た人全てを熱狂させる孤高のイリュージョニスト・原大樹とは?

ちょっと話は変わりますが、この記事執筆時(2018年11月)に、『U.S.A』で一気に再ブレイクしたDA PUMPのISSAさんも同じようなことを言っていたので、引用したいと思います。

大変なことが起こったのは事実だとしても、気持ちを切り替えればいいだけだから。楽しむ方向にさえ考えられれば、いくらでもあとから立て直せると思ってるんです。(中略)

(2007年以降のリリースが減り、活動ペースが落ちた時も)しんどくないです。いまは「待ての時期」なんだ、と思ってました。

(引用元:新R25|「苦しかった時期? 特にないです」“再ブレイク“したDA PUMP・ISSAの不屈の精神

我々は成功した人の輝かしい実績をみて、『この人は特別なんだ』と思ってしまいがちなのですが、それは正しいモノの見方ではなくて、本当に目を向けるべきは、その成功に至るまでに、その人が陽の当たらない場所で腐らずにどれだけコツコツ努力されてきたのか、という点なのだと思います。

そこにこそ、我々ビジネスパーソンが学ぶべきメンタリティーとマインドセットがあるのではないでしょうか。

まとめ:ビジネスパーソンが原大樹さんから学ぶべきこと

  • ビジネスの場面でも、『ゾーン』の境地に入れるように、自分のメンタルをコントロールすることが重要。
  • ビジネスの場面では、自分のことに執着するのではなく、相手の悩みを本気で解決しようと思ったり、自分の考えるベストな提案を心から伝えよう思ったりすれば、自然と『ゾーン』に入りやすくなる。
  • 成功者の共通点はポジティブ思考。嫌なことやショックなことがあっても、それはこれからよくなることの “きっかけ” だと考える。そして、よい方向に考えていく。
  • だからこそ、誰かのせいにはせず、自分のできることを地道にコツコツとやっていく。

いかがでしたでしょうか。

我々も原大樹さんのように、ポジティブ思考とメンタルコントロールを意識して、仕事をしていきたいものです。

ポジティブ思考を持つための参考記事として、『【事例あり】成果を出すビジネスパーソンは、事実(刺激)をポジティブに解釈(反応)するも面白いと思います。

原大樹さんやDA PUMPのISSAさんのインタビューを読んでみて、まさにこの刺激と反応の間のスペースをうまくコントロールされている方だなと感じました。

【事例あり】成果を出すビジネスパーソンは、事実(刺激)をポジティブに解釈(反応)する

2018.07.15

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ippo

本サイトの運営者。社会人になった後、周囲から仕事ができないと思われて、自分の人生が真っ暗闇に感じた辛い日々を過ごす。その後、奇跡的な復活劇を遂げ、その勢いのまま、グローバルプロダクトマネジャーを経験。全く喋れなかった苦手の英語もビジネスで会話ができるレベルまで押し上げ、今はグローバルや日本の幹部と直接コミュニケーションをするポジションで仕事をしている。 専門分野は、プロジェクトマネジメント、アカウント・ファイナンスなど。自分のように、仕事で悩んでいる人や大きな壁を感じている人が現状打破できるように、という想いで本サイトを立ち上げた。