この記事は、あがり症で人前でのプレゼンでいつも緊張してしまう人に向けて書いています。
実は何を隠そう、筆者は昔から極度のあがり症です。数年前は、日本の上司に怒りを通り越して呆れられたこともあったのですが、今ではアメリカで普通にプレゼンをやっていますし(相変わらず、緊張はしています)、むしろ先日は周りから賞賛の言葉をたくさんもらいました。
この記事では、プレゼンに苦手意識を持っている人でも、相手に効果的にメッセージを伝えることができるようになる方法を考察していきます。
実際に、とても緊張した先日のプレゼンを例にあげながら考察していきたいと思います。
では、始めます。
30人を前にしたプレゼン(スピーチ)をアメリカ上司に無茶ぶりされた
今、私が所属しているアメリカのファイナンス部門では、4半期ごとに全員集合の部門ミーティングを行なっています。
基本的には、そのミーティングで喋るのは、ファイナンスヘッドとその直属のディレクター陣(私の上司含む)だったはずなのですが、、
そのミーティングの1週間前の話です。私の上司がチームメンバーを集めて、こんなことをサラッと言ったのです。
『We have a department meeting next week and I assigned you, thee guys as presenters on behalf of me.(私の代わりに、来週の部門会議にキミたち3人をプレゼンターにしといたから、よろしく!』
これを聞いた私含め、3人のポートフォリオリードは、『え、マジ?我々がやるの?』という反応でした。
その部門ミーティングは、ファイナンスヘッド含め、各分野のディレクターとその部下たちが大集合するので、当日のプレゼン内容がパフォーマンス評価に影響することは容易に想像できました。
つまり、もし、プレゼンのパフォーマンスがひどかった場合、私のアメリカ赴任期間にも影響がでる可能性が多分にあり、正直、かなりプレッシャーを感じたのです。
なので、上司にも、I’m feeling a little bit nerves at the next week presentation. と伝えたところ、『全然、大丈夫だよー、身内の会議だから!』と、もはや、他人事状態です。
いやいや、身内ばかりだからこそ、ナーバスになっているんですけど、、、と。
同じ30人規模のプロダクト会議は、日常業務でやっているのですが、そこではファイナンスの専門家として、ある程度決まったお題について発言・プレゼンする役割なので、そこまで緊張はしませんし、さらに人事評価なども関係ないので問題ないのですが、、、今回は違いました。
そして、自分以外の2人のポートフォリオリードは、当然、現地採用のネイティブでファイナンス歴も私よりも上です。
上司には、控えめに、a little bit nervesと言いましたが、実際は、too nerves だったことは言うまでもありません。
心臓バクバクのド緊張のプレゼンの結果は??

結論から言うと、当日の私のプレゼンは上司だけでなく、ほかのディレクターからも大絶賛されました。
いや、ここはアメリカなので、お世辞がだいぶ入っているだろう、とかなり疑ったのですが、
会議翌日、土曜日にも関わらず、直接メールで『昨日のあなたのプレゼンは素晴らしかった。是非、プレゼン資料をシェアしてくれないか』と別のダイレクターに言われたり、
私の上司に、そう言った称賛の声が他にも届いたみたいで、客観的にも、それなりの評価は得られたようでした。
上司曰く、
- プレゼンの構成もとても良かったが、それに加えて
- 聴衆の注意をグッと引きつける話し方
- ネイティブでも難しいのに、第二言語の私が笑いを何回もとっていたこと
に驚かされた、とのことです。
上司も、ほかのディレクター陣も、ネイティブではなく、まだアメリカに来て8ヵ月の私にここまでのプレゼンができると思ってなかったのだろうと思います。
でもね、一つ言わせてもらうと、
当の本人である私自身が、異国の地でここまで笑いを取りつつ、周りを引きつけるプレゼンができるなんて思っていませんでしたよ、と。
今回のようなフリースタイルのプレゼンでは、日本でも笑いを取りつつなんてことは、やったことなかったですから。
ただ、決してマグレではなく、このサイトでこれまで書いて来たポイントに基づいて、狙ってやった事は事実なので、再現性はあります。
なので、この記事で言語化しておこうと思った次第です。
何を意識したのか? プレゼン構成のテンプレとは?
今まで、日本でもアメリカでもプロジェクト会議から社長やエグゼクティブたちのスピーチなど、様々なスタイル・コンテンツのプレゼンを見てきました。
そして、気づいたのです。素晴らしいプレゼンには、共通するテンプレ要素があることに。
それは、次の2つです。
- プレゼンの冒頭に、その日のゴールが明示されていること。
- プレゼンの最後に、Key takeaways(持ち帰って欲しいもの)があること。
この2つは、喩えるならば、ハンバーガーのパンの部分で、このパンでコンテンツである肉やトマトやレタスをしっかりサンドしているのです。
このパンの部分がないと、中身がどこかに行ってしまいます。つまり、オーディエンスの心にメッセージを留めることができないのです。
以下は、実際の私のプレゼン構成です。
少し飾りを入れていますが、基本に忠実に、今日のゴールとまとめで、中身をサンドしています。
- Today’s Goal(今日のゴール)
- Question(メイン内容に関連した質問)
- Main Contents(メイン内容)
- Key Takeaways(まとめ)
- Support Team(チームメンバーへの感謝)
ゴールとまとめなんて、当たり前のことじゃないかと言う人もいますが、日本でもアメリカでも、この二つを考え抜いて、しっかり具体化&言語化している人は意外と少なかったりするのです。
例えば、ゴールに触れずに、いきなり、今日のアジェンダは、と始める人もいたり、
ゴールは設定しているものの、かなり抽象的で響かなかったり、
また、まとめをやらずに、コンテンツ部分が終わったら、『以上です。何か質問はありますか?』と、そそくさとQAに移るケースも頻繁にみます。
このゴールとまとめの2つこそが、プレゼンのメインメッセージで、それ以外は枝葉だと言い切ってもいいぐらい大事です。
と言うことで、以下から具体的に説明していきます。
プレゼンのゴールとまとめを最初に具体化・言語化する

プレゼンを無茶ぶりされた時に真っ先に上司に確認したのが、このプレゼンの目的でした。
具体的には、
- 業務報告型: 担当ポートフォリオの直近の中期計画を報告する
- ショーケース型: 担当ポートフォリオをメンバーに紹介する
どちらですか? という具合にです。
上司の回答は、『後者』というシンプルな回答でした。
プレゼンは、各ポートフォリオリードの自由で、与えられた時間は20分。
ということだったので、質疑応答も加味すると、プレゼン自体は10分から長くて15分程度。
そう考えると、プレゼンの方向性は、『知識がない人に向けて、私のポートフォリオの概要を知ってもらう』という大枠が決まりました。
ただ、これだけでは、メッセージはまだボンヤリしています。
そこで、もう一歩踏み込んで、
プレゼンのゴールは、オーディエンスに、
『私の担当ポートフォリオがいかに「Promissing(将来有望)で、Exiting(ワクワクする)なのかを数字を出しながら知ってもらうこと』と定めました。
Key takeaways(持ち帰ってもらうもの)として、担当ポートフォリオに関して、
- 販売済みプロダクトが、全世界で年間3,000億を売り上げていること。そして、ピークセールスで、5,000億近くまで成長すること(Promissing)
- 現在、投資している案件が革新的で面白い分野であること(Exciting)
- 上記のKey Numberと、新分野のKeywordを覚えて帰ってもらうこと
の3つを定めました。
私がKey takeawaysを考える時は、プレゼンが終わった時に、オーディエンスの頭の中に何を残したいのか? その日に家に帰った時に何を思い出してもらいたいか? を思い浮かべながら、言語化するようにしています。
さて、これでプレゼンストーリーの入り口と出口が決まりました。
この2つを決めずに、いきなり中身を作り出したり、情報収集を始めると、途中で何を作っているかわからなくなるだけでなく、無駄な資料や情報を集めてしまうことになります。
プレゼンが苦手な方は、この状態に陥っていることが多々あるので、要注意です。(昔の私はよくこの状態に陥っていました)
プレゼンはストーリーテリングである
プレゼンで大事なのはストーリーです。ストーリーテリングについては、以前からこのサイトでも記事にしてきました。
プレゼンの入り口と出口がきまったら、そこの間を繋ぐストーリーを考えていきます。
まずはストーリーありき、です。
今回のプレゼンでは、与えられた時間が質疑応答含めて20分だったので、スライド10枚程度をイメージして、以下のストーリー本論にしました。
- Goal: 担当ポートフォリオがPromissingでExciting
- なぜなら、私の担当ポートフォリオのプロダクトが全社売上トップ
- 担当ポートフォリオ分野は現在、世界2位のポジションで、いずれ世界1位を狙っている
- そのためには、既存分野の最大化と、新分野への投資の両輪が大切
- その新分野はなぜ革新的で魅力的なのか?
- では実際に、既存分野と新規分野にどれぐらいの投資を来年見込んでいるか?
- その投資効果による、直近の担当ポートフォリオでのExcitingなトピック
- Key takeaways: 担当ポートフォリオのKey number とKey wordを覚えて帰ってもらう
入り口と出口さえ、最初に決めておけば、あとは中身のストーリーを膨らませたり、端折ったりするのは簡単です。
例えば、時間が押しているから半分の10分で!と言われても、間のストーリーを端折ればいいので、柔軟に対応できるようになります。
パワポを開いても、まだコンテンツを作ってはダメ
上記でストーリーができたら、やっとパワーポイントを開きます。
よくストーリーが固まっていないのに、パワーポイントを開いて、資料を作り出す人がいますが、
大体の場合が、前任者が過去に作った資料や、それっぽいお洒落なスライドをつなぎ合わせてみるパッチワーク型プレゼンになってしまいます。
実際に、ポートフォリオリードの1人が、この状態になっていました。(それでも彼は、持ち前の喋りで、それなりのプレゼンに持っていっていましたが)
ですので、パワーポイントを開いても、資料を作り込む作業はまだまだ先です。
ここでやることは、スライドのタイトルを書くだけです。
そして、コンテンツ部分のデータや図などはできている前提で(このグラフが示すように、、など)、軽く喋りながらスライドを頭から最後まで流してみるだけです。
要するに、紙芝居として、スムーズに流れるかを確認するのです。
繰り返しになりますが、スライドのコンテンツを実際に書いたり、グラフや図を挿入したり、と言う作業は一番最後です。
そして、プレゼンを失敗する最大の理由は、このコンテンツの作り込みを序盤に始めてしまったがために、時間を浪費し、プレゼン資料を充分に練り込めずに本番を迎えてしまうことなのです。
コンテンツ作成段階では、右脳に働きかけるアプローチを

それぞれのスライドのタイトルができて、実際に軽く喋りながら、スムーズに紙芝居が流れることを確認できたら、次のステップに移ります。
コンテンツ作りです。
ここで、一番やってはいけないプレゼンの代表例は、コンテンツがほとんどテキストで、それを読み上げているだけというケースです。
いや、もちろん、それが効果的な場面もあるにはあるのですが、ショーケース型プレゼンの場合はNGです。
具体的には、スライドタイトルのメッセージを最大限に伝えるために、以下のように、視覚的に理解しやすいアプローチや、右脳に働きかけるアプローチを使うのがコツです。
- シンプルな数字・グラフにしてみる。(情報は口頭で)
- シンプルな図解を入れてみる
- 偉人の名言や社内の共通フレーズを引用してみる
- 自分のストーリー(体験談)を盛り込んでみる
- 比喩表現を入れてみる
- Question形式にしてみる
- 笑いのポイントを盛り込めないか考える
似たような内容は、以下の記事でも書いています。
このコンテンツ作成がおそらく一番時間がかかるので、ポイントは一枚のスライドに時間をかけすぎずに、スライド全体のクオリティーを底上げしていくイメージです。
あるスライドは手が込んでいるのに、あるスライドは全然力が入っていないというような、凸凹したコンテンツになると、全体のストーリーの流れが悪くなります。
あたらめて言いますが、あくまで、全体のストーリーありきなのです。
プレゼン準備ができたら、当日はアドリブを使って追加点を狙う
ここまで準備が完了していれば、おそらく、プレゼンは及第点の60点をとれるレベルになっているはずです。
ですので、当日のちょっとした工夫やテクニックで、追加得点を狙いにいくコツも紹介しておきます。 たとえば、以下のようにです。
- アドリブを入れてみる(他のスピーカーの天丼が一番簡単なアドリブ)
- プレゼン中は、質問を投げかけるなどのコール&レスポンスを盛り込む
- プレゼン中は滑らかに喋ることよりも、間と抑揚を意識して喋る(大事なポイントの前は、一旦沈黙を入れる等)
- プレゼン中は、なるべく動き回って、オーディエンスの目線を動かす
- プレゼン中は、オーディエンスの方に目線を動かして、アイコンタクトをしながら進める(動き回りながらやると相乗効果)
エグゼクティブレベルですと、普通にこれらを完璧にこなしてきますが、まだ私と同じ職位のポートフォリオリードレベルだと、そう多くはありません。例え、プレゼンを昔から訓練されているアメリカ人だとしてもです。
私の場合は、上記すべてを盛り込むことができたのですが、その中でも特に笑いを取れたのは、直前のスピーカーの内容を使った ”天丼” でした。
最も簡単なアドリブテクニック “天丼” とは?
“天丼” とは、一度ウケた言葉をみんなが忘れた頃に再度登場させる、という笑いのテクニックです。
例えば、以下のように。
A: 会社、やめちゃったんだ。
B: はい。あの業界じゃ勝ち目ないなって思ったんで。
(話は変わって)
A: 結局、ナンパして無視されて、すぐ帰っちゃったんだ。
B: はい。あの業界じゃ勝ち目ないなって思ったんで。
このように、本来は真面目な仕事の話で使うフレーズを、全然合わないプライベートかつナンパの話で使うことで、「ズラし」を生んでいます。ツッコミがなくても、これだけで笑いを誘える秀逸なボケになっているので、プレゼンとの相性も抜群です。
で、実際に私が何をしたかというと、「ズラし」まではやっておらず、もっとシンプルに使い回しただけでした。
ちょうど私のプレゼンの直前で、私の組織のファイナンスヘッドのプレゼンがありました。
その内容は、昨年実施した会社全体の従業員アンケートのフィードバックで、「自社の将来の成功に確信がもてる」という項目が著しく低かったなどの内容でした。
そして、そのアンケートが今年も来ていて、期限が迫っているので、みんな今日のミーティングの休憩時間にでも、しっかりやっておいて欲しいというリクエストだったのです。
この「自社の将来に確信が持てない」というアンケート結果を聞いた私は、「お、これ、今日のゴールの説明と絡めて、天丼として使えるんじゃないか?」とプレゼンの30分前に思いついたのです。
ですので、私のプレゼンが始まった冒頭で、まずは今日のゴールを話します。
「今日のプレゼンのゴールは、みなさんに、私の担当ポートフォリオがPromissing(将来有望)でExcitingであることを知ってもらうことです」
「私はこのポートフォリオが成功すると確信していて、同時に、我が社が将来有望であることも確信しています」
「実際に、さきほどファイナンスヘッドからリクエストがあったアンケートの件、私も早速回答したのですが、もちろん、将来の成功の項目は、一番高いポイントをつけました(笑) みなさんもあとでアンケートをする時に、最高ポイントをつけておいてもOKですよ?(笑)」
という感じです。
文章で読んでも、「なにこれ、全然ウケないじゃん」と思われるかもしれませんが(笑)
当日は、場が静まっていて緊張感がある雰囲気の中で、動き回りながら、ちょっとプレゼン本体とは違う内容(アドリブに見える)、かつ、直前のファイナンスヘッドのプレゼン内容を繰り返す(天丼)、ということを冒頭で話したことで、結構、笑いをとれました。
緊張感のある場面では、別に、お笑い芸人が取るような高度な笑いを取る必要はなくて、
ちょっとしたきっかけを作るだけで、十分に笑いが取れるものです。(緊張した場面ほど、ちょっとしたきっかけで笑いに変えられます)
このちょっとしたきっかけを作るコツは、「ズラし」です。
今回の場面のズラしポイントは、以下です。
- 場が静まっている緊張感のある場面で、まさかネイティブでもない日本人が笑いを取ってくるとは思っていなかった(予想を裏切った)
- プレゼンを真面目に進めていくと思ったら、なんだか別の話題が出て来た
- しかも、それがついさっき、ファイナンスヘッドが話した内容の”天丼”だった
ポイントは、直前の人のスピーチやプレゼンを聞いておいて、使えそうなフレーズや言い回しがあったら、自分のプレゼンに絡めてみる、ということですね。その時に、「ズラし」ができれば、さらに良いという感じです。
ただ、繰り返しになりますが、これらはあくまでも、追加得点を狙いにいくためのテクニックです。基本のストーリーができていないと、むしろ当日はスベってしまうので、使いどころには注意です。(私は、以前、テクニックだけに走って、結婚式スピーチで大失敗した苦い思い出があるので、、苦笑)
まとめ:なぜ、あがり症なのに、ネイティブも絶賛するプレゼンができたのか?

いくら準備しても、私は人前で話すこと自体に苦手意識を持っているので、結局は緊張してしまいます。
実際に、自分のプレゼンが回ってくるまで、ずっと緊張で、心臓がバクバクと鳴っていました。(きっと、同じあがり症の方なら、よくわかるはずです)
ですので、他のプレゼンターの場面でも、つい自分のプレゼンのことを考えがちでした。
そうすると、ますます、緊張していくのです。
- プレゼンがうまくできるかな?
- 失敗したら、私はどう見られるのかな?
- ダメな評価をされないだろうか?
などなど。
もう自分が嫌になってきます。
こういう自分に向かう “自意識” こそが、我々があがってしまう正体であり原因なので、
このままの意識ではダメだと思い、あることに意識を向けるようにしました。
『自分は、今日何をしたかったのか?』 それを思い出せ、と。
みんなに、『私の担当ポートフォリオがいかに「Promissing(将来有望)で、Exiting(ワクワクする)なのかを数字を出しながら知ってもらうこと』
これでした。
つまり、もう一度、意識を、自分以外の “他者” に向けたのです。 軌道修正です。
そして、私がどうこうではなく、「もっと、みんなに、知ってほしい!!! 今日は、自分は、これだけを伝えたいんだ!」
ということだけを考えて、出番を待つようにしました。
そうすると、余計な雑念がだいぶ減り、心臓のバクバクも比較的収まったのです(残念ながら、ゼロにはなりません)
そうです、つまり、私と同じようにあがり症に苦しむあなたに言いたいことは、
自分が今日、何を伝えたいか? を明確に言語化しておくことが大事だということです。
すなわち、“今日のゴール” と “最後のまとめ” です。
結局、この記事の序盤でもお伝えした通り、何よりも大事なのは、以下のゴールと持ち帰ってほしいものを明確にしておくことなのです。
- プレゼンの冒頭に、その日のゴールが明示されていること。
- プレゼンの最後に、Key takeaways(持ち帰って欲しいもの)があること。
これさえ、明確に言語化できていれば、たとえあがってしまっても、ギリギリのところであなたを助けてくれます。
あなたにこれを伝えたい! という思いを持つことこそが、あがり症から我々を解き放ってくれる方法です。
そして、この思いさえブレずに持っていれば、あとはこの記事でお伝えしたように、プレゼンの構成とコンテンツ作成を準備していけば、きっと自信を持ってプレゼンを成功させることができるはずです。(緊張したとしても)
あがり症に悩むあなたに、この記事が役にたったのであれば、これ幸いです。