海外との電話会議が多いビジネスパーソンの悩み、、それは英語のリスニング力ではないでしょうか?
相手の意図や質問内容を理解できなければ、トンチンカンなことを言ってしまったり、話の流れをぶった切ってしまう恐れがあります。
そして、その先に待っているのは、海外の相手に『ああ、この人は英語ができないな』と思われて、早々に話を切り上げられてしまうという悲しい末路です。(注意:筆者の実体験です、笑)
英語のリスニングについては、それはもう本当に色々な教材や音源、アプリが周知されているので、すでに色々と手をつけている方も多いと思います。
一方で、私のような面倒くさがりな人間は、もっと手軽にできて、楽しく、効率よくリスニングを鍛える方法をついつい追い求めてしまいます。

この記事執筆時(2018年9月)から3年ほど前、そんなことを考えていた私の目の前に彗星のごとく現れた、リスニング&ディクテーション・アプリ『TEDICT』について、この記事では紹介したいと思います。
全く初耳だ!という方、または、名前は知っていたけどダウンロードしていなかった! という方は、ぜひ読んでいただいて、明日からのリスニング学習に役立てていただければと思います。
TEDICTとは、どんなリスニング・ディクテーションアプリなのか?
TEDICTは、TED(Technology Entertainment Design)にある様々なプレゼンテーシションの聴き取り&書き取りができるアプリです。
TEDとはなんぞや? という方はコチラのwikipediaをどうぞ。
英語のディクテーション教材自体は、色々と市販されていますが、飽きっぽい私にとっては、英語勉強のための教材がちょっと苦手なところがありました。
ところが、このTEDICTは、コンテンツが知的好奇心を誘うので、全く飽きが来ません。
しかも、プレゼンも洗練されているので、英語プレゼンの参考にもなるという、一石三鳥のアプリなのです。
(以下はTEDICTで、ディクテーションしたいコンテンツをクリックした後の画面です)

TEDの動画を字幕付きで見れる。英語だけでなく、最先端ネタの情報収集にも使える

TEDICTの良いところは、その内容やコンテンツが最先端である点です。
例えば、「今日は疲れているからディクテーションまではせずに、ちょっと気軽にリスニングするぐらいにしておこう」と思ったら、普通のTEDのプレゼンテーションを観る要領で、日本語と英語字幕の両方で、最新の知見を学ベばいいのです。
このように、英語学習にも使えるし、時には最新のネタ収集もできてしまうのが、TEDICTの魅力です。
注目すべきは英語のディクテーションが超簡単にできる利便性
さて、いよいよ、本題のディクテーションの部分について触れていきたいと思います。
まず何よりも私が感動したのが、TEDICTの操作性・利便性の高さです。とてつもなくユーザーフレンドリーな作りになっています。

動画を再生すると音声が流れますので、それを聴き取りつつ、スマホ画面上のキーボードでポチポチとアルファベットを入力していくことができます。
動画は聴き取れなかったら何度でも再生することができますし、動画の下の▲や▼ボタンで、再生速度を早めたり、遅めたりと、自由に調整することもできます。
iPhoneという小さい画面の中にもかかわらず、スクロールなしで、すべての作業を完結できます。そうです、TEDICTのこの利便性こそが他のアプリの追随を許さない理由なのです。
丁寧に細かく分割してくれているという、最高にユーザー思いのアプリ
TEDICTのユーザービリティは、他の面でも確認できます。
以下のように、プレゼンの節ごとにディクテーション画面が細かく分割されているので、1つ1つ、じっくりと取り組むことができます。

細かく区分されているので、1つにかかる時間も1分もかかりません。隙間時間のリスニング学習にはもってこいなアプリになっています。
忙しいビジネスパーソンにとっては、隙間時間の有効活用は、とても重要です。
電車を待っている隙間時間もよし、子供を寝かしつけている隙間時間でもよし、とにかく、スマホを手元にさえ置いておけば、サクッとディクテーションできてしまうのが、本当にありがたいです。
動画全部のスクリプトもある。ざっとリスニングして、スクリプト確認という使い方もOK
ディクテーションをじっくりできない方には、以下のように動画のフルスクリプトをいきなり読んでしまうという手もあります。

特に忙しくて時間がとれない方は、まずざっと動画をみて、聴き取れなかったらところをスクリプトで確認するというやり方で、軽めのリスニング練習として活用もできます。
他にも、このスクリプトで音読という学習方法も効果があります。何度も音読しながら、そのフレーズを口に覚えさせれば、スピーキング練習にもなります。
単語帳まで用意してくれている親切設計。知らない英単語はここで覚えろ!
驚くなかれ、最後のダメ押しは、単語帳です。
プレゼンで使われた単語を一覧にまとめてくれて、さらに、使用回数も載せてくれているので、頻出単語がどれかすぐに分かります。

単語だけをバラバラと覚えていくよりも、TEDのストーリーを通じて文脈の中で覚えていった方が記憶の定着率も高いので、この単語帳もぜひ使いこなしたいところです。
まとめ: TEDICTの使いやすい点を簡単におさらい
いかがでしたでしょうか? 最後に、簡単にTEDICTの使いやすい点をまとめます。
- ディクテーションに必要な作業がスマホ一画面で完結できる
- ディクテーションの節が細かく分割されており、隙間時間でもちょこっとディクテーションできる
- 動画のスクリプトも見れるので、軽くリスニングしたい時や音読した時も使える
- 英単語帳も備わっていて、効率よく知らない単語を覚えることができる
- TEDの最新プレゼンを見れるので、最新ネタ収集にも使えるし、プレゼン練習にもなる
以上です。
ということで、英語リスニングを鍛えたい人は、TEDICTをダウンロードしてみてはいかがでしょうか?
じっくり学べるアプリとかないものかね? あ、もちろん、お手軽料金で♪